惑星ソラリア
社会的ひきこもりから自由になるための思索と実践の日々
呪縛の理由
読者諸兄には、
「なぜ私はこれだけ厄介な呪縛に囚われているのか」
が今ひとつ不分明かと思われますので、
多少補足しておきます。

前にも書いたかもしれませんが、
(7月13日かな?)
教団の教えにどっぷりとはまっていた幼き日の私には、
人生とは「前世や先祖の罪滅ぼしのために人を救い行を積む」ため、だけのものでした。
某執事アニメ風に言えば「借金返済のみのために費やされる人生」ですね(笑)
生まれる前の、身に覚えのない「罪」に対してひたすら「お詫び」を重ね、
嬉しいことも悲しいことも、その一切をひたすら「感謝」し、
24時間片時も離れることのない神さまの目を意識して、
心の中に少しでも邪な想念がよぎればすぐにお詫びをする。
そんな人生を送るしかない、その絶望感。
私の心は、母や教団の方々の中で無理に「これが幸せだ」と信じ込もうとしながらも、
常にその深層意識は、絶望感を基調としていました。

青年期にやっと教団から離れても、
「神」は私の中に居座り続けました。
いまだに私は「神を捨てた」罪悪感から逃れられずにいます。
教えを棄てた時には、いつ雷に打たれて命を落とすか、と怯えながら覚悟を決めたほどです。
そんなことはありえない、と鼻で笑えるほど洗脳が解けていたわけではなかったので。
信仰というものは、そう簡単に捨て去れるものではないのです。
物心つく前から教え込まれていたなら、なおさらでしょう。

そして私は、自らの心に巣くう「神」を殺そうと、いろいろと試行錯誤を重ねました。
文学や哲学に傾倒したり(そのために哲学科に入ったようなものですね)、
今まで触れてこなかった文化に積極的に接触を図ったり。
とにかく、それまでの自分は一度捨てなければならなかったので、
自己同一性の再獲得は非常に困難でした。
急いで築き上げたまがいものの自我は基盤が脆く、
己を律する基本的な道徳律さえ、自ら選び取るべきものと、親や教団に教え込まれた不合理なものとの区別がついていませんでした。
だから、失恋で簡単に倫理観が崩壊したのだし、
簡単に易きに流れるようになったのだと思います。

それでも、グノーシス主義を基幹とし、デカルトの「哲学者の神」や、ハイデガーの「存在論的差異」を取り込んだ、
一応は自分の中で完結した、自分専用の神学体系を築き上げたのですが……。
そんなものは真の危機にあっては、何の役にも立ちませんでした。

そして私は世界と戦う牙を折られ、
信じるべきものを失って、それでも昔の呪縛は有効なまま、
ただ怠惰に時を重ね、今に至りました。

そんなものは全て言い訳だ、四の五の言わずに働け! と言う方の気持ちはわかります。
ですが、その前に「自らの存在そのもの」が何に立脚しているのか。
それを整理しないことには、前に進めない人間もいるのです。

まあ、状況が切迫すれば、私も生活のために働くでしょう。
数々の疑問には思考を停止し、徴兵か服役か、という非常事態モードに切り替えて。
アニメやマンガなども、体力的に「それどころではない」状況になり、
色々と見切りをつけ、執着も薄れることでしょう。
ただ、そこにはいかなる人生の目的も計画もありません。
ひたすら生存を維持するだけの、無味乾燥とした人生にしかなりえないでしょう。
あるいは、働けるほどの元気が出た頃であれば、
今と違って自殺を実行に移す気力もあることでしょうし、
早々に人生に見切りをつけているかもしれません。

それだけ、私にとっては、過去の整理が、形而上的な問題が、大事なものだという事です。

テーマ:ひきこもり - ジャンル:心と身体



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By 風早 瑞樹



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プロフィール

風早 瑞樹

Author:風早 瑞樹

HN変更しました。
結局はこの名でずっと認知されているので。
(以前の名義は「Amethyst」)

基本:
千葉県在住。1979.1.11生。
職歴なしの社会的ひきこもり
精神科通院中。病名は不明。
基本は「鬱」で「軽躁」「PD」も。
概ね異性愛者(笑)の男性。
県立東○飾高校卒。
某私立大学哲学科4年次中退。
人格の核は、永遠のSF少年。

略歴:
 幼時より母の信仰する某真光系教団の下で育ち、世俗に無関心で「浮いた」少年時代を過ごす。
 運動音痴だが、中学時代は陸上部に所属。
 高校・大学と文芸サークル等で編集長を務めるが、人間関係の問題で辞める。
 高2で信仰と絶縁。精神的危機から哲学を志す。
 漫画を読み始めたのもこの頃。2002年までコミケには毎回参加。
 遊戯王OCGは弟の影響。
 1999年に20歳で自殺する前提で生きてきたが、踏み切れず。
 自暴自棄ながらもある意味活動的に過ごしていたが、
 とある事件をきっかけに、ほぼ寝たきりの毎日となる。

サイト名の由来:
アイザック・アシモフ『ファウンデーションと地球』他より。
惑星ソラリアは、万事をロボットに任せて他人と会う必要がない「ひきこもりの理想郷」。
ただ、現在の私は少々ひきこもりに否定的。
生活リズムを整え、毎日歩くことから、社会参加へ向けて試行錯誤中。
 
■人生を変えた本
『三惑星連合軍』E.E.スミス
『一九八四年』G.オーウェル
『ヴァリス』P.K.ディック
『高校時代』三田誠広
『真夜中の天使』栗本薫

■人生を変えた音楽
'92年紅白(中1当時)の


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