惑星ソラリア
社会的ひきこもりから自由になるための思索と実践の日々
三十歳成人説(?)
なんと、更新は3ヶ月ぶりですか。申し訳ありません。
改装・復活をしようとした理由すら忘却の彼方です(笑)

とりあえず、今日更新をしようと思ったのは、昨日出身高校の文化祭に行ったからなのですが。
その件は後回しにしまして。

前に書いた記事481(最近の暮らしぶり@2008/04/19)で、
> 一人一人それぞれ異なる、生きる上での根本テーマ、みたいなものは、30くらいでようやく見えてくるものなのかも。
> 三十而立? 子曰(笑)

と書きながら、その内容に全く触れていなかったなぁ、と思ったからです。

まあそのころ考えていたことを要約すると。
「全てを説明し尽くすことのできない知性なら、なぜ私は人類の凡庸な一個体として生まれてこなければならなかったのか」
「なぜ私を取り巻く世界は、お金と書類と契約から逃れられない、煩雑な管理体系をなしており、それはどのように成立したのか。そしてなぜ私は、それを非常に生き苦しく思うのか」
ということです。

前者については、私がSF者だということも関係しているでしょうね。
SFマガジンで水玉螢之丞さんも「すべてを説明し尽くしたい欲望」がSF者にはある、と書いていましたし。
子どもの頃から読んできた海外SFには、冒頭で謎めいた世界が提示された後に、ラストでその世界を構築する法則が解明され、怒濤の「理解」のカタルシスを味わえるものが多くありました。
また、科学少年の例にもれず、相対性理論と量子力学の統合、最終的な「万物理論」への期待を抱いていました。
高校の夏休みに没頭した「意志と表象としての世界」(ショーペンハウアー・白水社版)も、ある意味「全てを説明する理論」と言えるでしょう。
そして、幼い私の生活を決定づけた、母親の信仰と、神への疑問。
西洋の学問は「神」との関係を抜きには語れません。
SFの中には、進化をし続ける機械知性が、人間を遥かに凌駕し、自らの生まれる条件を満たす宇宙を、ビッグバンに遡って自ら創造する、なんてものもあります。
さて。
そうした高度な知性に。なぜ現在の人類は、全く到達していないのか。
自らの起源も根本から説明できないような種が、万物の霊長、唯一の知的生命体、などと僭称して良いものか。
ひょっとしたら、未来には、万物理論も発見され、人類は高度な情報生命体に進化している…かも、知れません。
では、何故私は。この時代なのか。そして理系の入試も諦めるような、弱い頭の持ち主なのか。
という煩悶がありました。
後者に関しては…普通に「なんでみんな『そういうものだ』と受け入れて適応できるんだろう」と思っていただけですかね。
実際には皆、程度の差はあれ、苦しみながら適応する術を会得しているのに、それに目を背けていた側面は確実にあるでしょう。
中学時代に生徒会長として、全く物の役に立たなかった苦い経験が、底流にあるのかも知れません。

…………。
あれ?
どうも、4月に考えていたことは、全く別物だった気がしてきたぞ?(何)
そういえば「この問題を専攻している先達を探して、そこで学ぶために努力する」みたいなことを考えていた気がするから…。
あの日に書きたかった命題は、全く別のものだったかも。
これだけ長文を読ませておいて、それはないですよね。本当に申し訳ありません。

ただ、これらの問題に自分の中で解決をつけなくては、私は前に進めない。これを考え抜くことこそが、喫緊の課題だ、と信じていた時期があったことは、確かです。
しかし、今の私は、そうは考えません。
昨日、母校の文化祭に行くにあたって、友人と予定が合わず、一人で行ったのですが…。
(卒業後、各所で活躍している昔の顔見知りに会ったら、どうしよう)とひそかな危惧があったのです。
が、実際に行動してみて、吹っ切れました。

三十路前の無職ひきこもり。それは確かに、恥ずかしい状態かもしれません。
けれどそれも、一つの人生です。私だけの歴史を持つ、唯一性・一回性を持った一つの人生です。
ここに至るまでの過程に、何がいけなかったとか、誰が悪いとか、過去のIFを考えてもあまり意味はありません。
それに、外部的な何か一つの原因「だけ」が決定的にこういう状況を作った、ということはおそらくないのです。
両親とか、別れた恋人とか、去っていった友人とか、そういう誰かが悪かったわけではなく。
「働いて、収入を得て、それで生計を立てる」という在り方に決定的に違和を持っていたこの「私」が、総合的に「自分からこの状況を作り出した」のです。
…だからといって「全て私の自己責任だ」と自分から勝手に諦めて思考停止する愚には陥りませんが(笑)
置かれている環境の問題は、きちんと議論して解決を目指すべきですからね。

何かを引き受けたり、折り合いをつけたり、場合によっては諦めることが「成熟」ならば。
「三十歳成人説」も、あながち間違いではないのかもしれません。
今までの人生は、今までの人生。それはそれとして、受け入れることにします。
実際、どうにもならないですし(笑)
そして、今の条件のもとで、どうしたらより良く生きられるか、を考えながら日々を過ごすように、心がけたいと思います。
(あ、4月に書こうとしてたのは「唯一性をもつこの〈私〉という存在の謎」みたいなことだったかも)

…特に「からだがよろこぶこと」を優先したいところですね。身体性、といいますか。
運動と生活リズムが整うと、余裕も出てきて、身だしなみを整えたり、外出するのも、ラクになりますし。
朝は起きて、夜は寝る。一日は一日。と思えば、昨日の失敗は昨日の範疇でしかないですし。
ちょっとしたことでパニックにならないためには、ひきこもって「非日常」になっていることを、少しずつ「日常」に取り戻していくのがとても有効だと、実感しました。

なんだかたくさん書き落としていることが非常にある気もしますが、一旦ここで筆を置きます。
(とりあえずプロフィールは編集しよう)
更新をサボっていた期間の大きな出来事については、また後の機会に。


テーマ:ひきこもり - ジャンル:心と身体



お知らせ

1. 改装準備の為、過去記事は選択的に公開しております。

2. コメント・トラックバックは停止中です。

3. ご意見・ご感想は、 kazahaya_mz@hotmailどっとこむ まで。

By 風早 瑞樹



全記事リスト

全タイトルを表示



カレンダー

11 | 2008/12 | 01
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -



プロフィール

風早 瑞樹

Author:風早 瑞樹

HN変更しました。
結局はこの名でずっと認知されているので。
(以前の名義は「Amethyst」)

基本:
千葉県在住。1979.1.11生。
職歴なしの社会的ひきこもり
精神科通院中。病名は不明。
基本は「鬱」で「軽躁」「PD」も。
概ね異性愛者(笑)の男性。
県立東○飾高校卒。
某私立大学哲学科4年次中退。
人格の核は、永遠のSF少年。

略歴:
 幼時より母の信仰する某真光系教団の下で育ち、世俗に無関心で「浮いた」少年時代を過ごす。
 運動音痴だが、中学時代は陸上部に所属。
 高校・大学と文芸サークル等で編集長を務めるが、人間関係の問題で辞める。
 高2で信仰と絶縁。精神的危機から哲学を志す。
 漫画を読み始めたのもこの頃。2002年までコミケには毎回参加。
 遊戯王OCGは弟の影響。
 1999年に20歳で自殺する前提で生きてきたが、踏み切れず。
 自暴自棄ながらもある意味活動的に過ごしていたが、
 とある事件をきっかけに、ほぼ寝たきりの毎日となる。

サイト名の由来:
アイザック・アシモフ『ファウンデーションと地球』他より。
惑星ソラリアは、万事をロボットに任せて他人と会う必要がない「ひきこもりの理想郷」。
ただ、現在の私は少々ひきこもりに否定的。
生活リズムを整え、毎日歩くことから、社会参加へ向けて試行錯誤中。
 
■人生を変えた本
『三惑星連合軍』E.E.スミス
『一九八四年』G.オーウェル
『ヴァリス』P.K.ディック
『高校時代』三田誠広
『真夜中の天使』栗本薫

■人生を変えた音楽
'92年紅白(中1当時)の


詳細リンク:
前略プロフィール
昔のプロフィール
旧・mixiでのプロフィール
mixi新プロフィール 【生い立ち&心の転機】
今までに書いた小説全リスト
【プロフィール補完・好きな漫画リスト!編(随時編集)】



ブログ内検索



最近の記事



カテゴリー



リンク集

このブログをリンクに追加する



月別アーカイブ



RSSフィード



Powered By FC2ブログ

Powered By FC2ブログ
ブログやるならFC2ブログ